猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

母の見舞い。
今日は夜行ったせいか、母も眠そうで、前回より元気はなかった。
「明日から英語の教室があるのに、教材が揃ってない。有隣堂で用意したいのに」
と、妄想は相変わらず。
昼間、看護師か介護士の男の人に病院の売店に付き添ってもらって、アイスクリームを二つ買って食べたそうで、ゴミ箱にはモナカアイスとチョコアイスの殻が棄ててあった。



腹が減ったので、帰り道、ファミレスに寄ろうとしたが、どこも駐車場が満杯で、やっと入れた長崎ちゃんぽんの店は安かったが、なにか動物のエサのような盛りつけで、うまくなかった。


事件になっていなくてもこんな怖い話があるんだな。
本当なんだろうか。
http://h-miyoshi.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/10/post_932b.html





上原作和さんから頂いた『<琴(きん)>の文化史』(勉誠出版)。
取り急ぎ、上原氏の「『原中最秘鈔』の琴学史ーー琵琶西流の席巻と「胡笳の調べ」説の退潮」を読む。
残りは、ゲラの合間とか、終わってからじっくり読みたい。
七絃琴は、一条帝の時代には衰退したと言われている琴で、ただでさえ雅楽なんて遠い存在の私には、分からないことだらけなので、ありがたい。
明治大学でのシンポジウムでその演奏を初めて聞いた時は、あまりに音がかすかで驚いた。
楽器も小さいし。
たしかに女三の宮にはぴったりではあるよね。
上記の上原さんの論文によると、『源氏物語』「若菜下」巻の女楽に出てくる「五六のはら(はち)」を「撥」とする解釈があるのは、その説を唱えたおおもとの人が、琵琶学の専門家だったから、琵琶学からの解釈だったそう。
そのことが、孫引きでなく、原典をよく当たって調べている『原中最秘鈔』からたどっていくと分かるらしい。