ここのところ『酉陽雑俎』読んでる。
『宇治拾遺物語』のこぶとり爺の話や、
『伽婢子』の人面瘡の話とか、
ここに原話のあるものは多いんだな。
妬婦津の話とか、嫉妬深い妻の恐ろしさを描いた説話が多いのも、家父長制の古代中国らしいなぁ。
側室をもってでも跡継ぎをぜひとももうけなきゃならない家父長制では、嫉妬深い女は嫌われるんだよね。
佐橋慶女の『おじいさんの台所』シリーズも読んでる。
一条ゆかりの『プライド』はすごく好きで楽しんできたんだけど、ラストにはがっかり。
まぁ、終わらせなきゃいけなかった事情とかあるのかもで、あんなふうにたったかたーってなったのかもしれないけど、それにしても、
「あなたは 産むだけで いいわ そのくらい できるで しょ?」
「産みなさい!!」
って、あーた、産むのが大変で怖いから子供もちたくないと思ってた私にしてみれば、ずいぶんなセリフです。