13日は母の見舞いのついでに実家に寄り、父と蕎麦。この日は死んだ祖母の誕生日。
15日、あつち死にしそうな夜、シバ、半死半生の蝉五匹捕食。
ブス論の時、読んだ柳亭種彦「近世怪談霜夜星」読み返す。
鶴屋南北は柳亭種彦の本をかなり参考にしてるんだよね。種彦のほうが若いけど。伊兵衛の於沢(ブス)いじめはひどいけれども、あとで後悔して反省するところが伊右衛門との違いだね。「近世怪談霜夜星」とか読んでると、「東海道四谷怪談」の時には感じない妙ななつかしさを覚えるのが不思議。
「累」説話は因果で醜くなり、同じ柳亭種彦の「浅間嶽面影草紙」は薬で醜くなるにしても因果の糸が絡んでいるのに対し、
「東海道四谷怪談」は、因果の糸を断ち切って、醜くなるのも伊右衛門のいじめも不条理なところが私の好み。
カーテンの表地と裏地のあいだを好んで、
陽炎に包まれたちょっと妖しい猫2。