猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

幻冬舎

幻冬舎による著者への圧力があったことがネットニュースなどにもなってる。

幻冬舎が著者を粗末にしているといった声が複数の著者から挙がっていて(@ツイッター)、

その一つに、小野美由紀さんのデビュー作の時、書く前に「印税は10%です」と明言されていたのに、校了直前「ごめーん企画会議8%で通しちゃってたから8%じゃないと本が出ないんだ。8%でいい?」と突然言われ、新人で何も分からず出版取り消しになる恐怖で条件飲んでしまった、とあった。

 

こんなギリギリになって言われるなんてひどいよね。

私はこの逆の体験がある。

デビュー作『いつの日か別の日か』を書いて、やっぱり最後の方になって、

「印税8パーでいい?」

といわれたんで、

「……」

と、名言しないでいたところ、あとになって、

「印税10パーにしといたよ」

と言われたのである。

 

当時、アパートで無職(出版社やめて漫画雑誌のフリーライターとかしてた)の貧乏暮らしをしていた私はとても嬉しかった。

主婦の友社の亡き松川邦生さん。

(装丁はCMの取材をして知り合った佐藤雅彦さんにお願いしました)

 

 

いつの日か別の日か―みつばちの孤独

いつの日か別の日か―みつばちの孤独

 

 

 

<5/17追記>

事があると、そこの出版社で書かないと宣言するのはいいけど、それを他の作家も「宣言すべき」とか言いだす人はどうもちょっと……。