猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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貞明皇后の嫉妬

『女官』ささーっとだけど、読みました。

著者は大正天皇の正妃・貞明皇后に反感を持っていて、

その嫉妬深さなどが描かれているのだが、

私はかえって貞明皇后に好感覚えた。

夫の妾に嫉妬するのって当たり前だもの。

それが許されない状況でもちゃんと自分の感情を失わない貞明皇后、好きだわ〜〜。

 

 

まぁ当時の立派な皇后というのは妾にも嫉妬しないでうまくやってく人なんだが、私は弘徽殿大后や磐之姫みたいな人がわりと好き。

六条御息所みたいに人を悪しかれなんて思うことはない、なんて思ってる人は無意識の世界では物凄くうっぷんがたまっていて物の怪になってしまったりするわけだから。

 

さらに言うと嫉妬するのはもちろん、その嫉妬に気づいている人というのは魅力的だなと思う。

蜻蛉日記』の作者みたいに、相手を自分が味わったよりつらい目にあわせてやりたいと思ってて、それが叶ったんですっとしたと文章化できるような人は凄いなぁ理知的だなと。

 

女官 明治宮中出仕の記 (講談社学術文庫)

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