2022-11-16 やましたひでこと『源氏物語』 断捨離のやましたひでこさんが好きなのだが、 彼女はよく「その人の部屋はその人自身を表している」と言ってて、その通りだと思う。 『源氏物語』でも、鬚黒の北の方が長年、“心違ひ”の病におかされ、陰鬱な状態になっており、部屋なども妙に乱雑で清潔なところがない。 それに対して、鬚黒が通い始めた新妻の玉鬘の部屋は、玉を磨き立てたような美しさ。 美しく明るい玉鬘その人と重なるのだ。 こういうところも『源氏物語』はリアルで、納得のいくように描かれているのが凄い。 1日5分からの断捨離~モノが減ると、時間が増える 作者:やましたひでこ 大和書房 Amazon 見てわかる、断捨離 決定版 マガジンハウス Amazon 源氏物語〈第3巻〉玉鬘~藤裏葉 (ちくま文庫) 筑摩書房 Amazon 源氏物語の教え――もし紫式部があなたの家庭教師だったら (ちくまプリマー新書) 作者:ひかり, 大塚 筑摩書房 Amazon