猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きながら、売れない本の宣伝しています

やましたひでこと『源氏物語』

断捨離のやましたひでこさんが好きなのだが、

彼女はよく「その人の部屋はその人自身を表している」と言ってて、その通りだと思う。

 

源氏物語』でも、鬚黒の北の方が長年、“心違ひ”の病におかされ、陰鬱な状態になっており、部屋なども妙に乱雑で清潔なところがない。

それに対して、鬚黒が通い始めた新妻の玉鬘の部屋は、玉を磨き立てたような美しさ。

美しく明るい玉鬘その人と重なるのだ。

 

こういうところも『源氏物語』はリアルで、納得のいくように描かれているのが凄い。