猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

やば源、ファイルなど

Amazonでも書影出ました。

 

嫉妬と階級のほうも、なにとぞご購入ください。

自分的にこの本には期待しているのですが……。

本の値段はこの五十年物価に比してほんとに上がってない。みんなランチとかには千八百円くらい出しても、なかなか本に千八百円とか出してくれないんですよね。作る労力はものすごいとしても……まぁ仕方ない。けど、むなしさを覚えることはあります。

 

 

『やば源』に関して、川村裕子先生が、身体測定の分析を褒めてくださいました。

身体測定に関しては、29年前、こんな本を書いているので、とても嬉しかったです。

 

これを大幅に加筆訂正したものが、こちら↓

 

両方絶版なので、もっとひまになった時にでも、自分でKindle化したいものです。

 

 

こうした本は、20代のころから続けているファイリングから生まれました。

古典文学を読むたび、その身体描写を抜き出してきたのです。

これによって、源氏には“きよら”という美の形容が多いこと、それは36歳になると、“きよげ”といういちだん低い形容になること、ところが女三の宮が降嫁する40歳以降、再び“きよら”と形容されることなどが浮き彫りになったりします。

また、人により、形容が全く違っていたり、かなりの重要人物でも身体描写がないかわり、端役でも詳細な身体描写があったりする。

 

こうしたことのもつ意味についての分析は上記の本のほか、11/25発売の『芸術新潮』でも、新たに書き下ろしました。

 

 

ファイリングの一部↓