Amazonでも書影出ました。
嫉妬と階級のほうも、なにとぞご購入ください。
自分的にこの本には期待しているのですが……。
本の値段はこの五十年物価に比してほんとに上がってない。みんなランチとかには千八百円くらい出しても、なかなか本に千八百円とか出してくれないんですよね。作る労力はものすごいとしても……まぁ仕方ない。けど、むなしさを覚えることはあります。
『やば源』に関して、川村裕子先生が、身体測定の分析を褒めてくださいました。
身体測定に関しては、29年前、こんな本を書いているので、とても嬉しかったです。
これを大幅に加筆訂正したものが、こちら↓
両方絶版なので、もっとひまになった時にでも、自分でKindle化したいものです。
こうした本は、20代のころから続けているファイリングから生まれました。
古典文学を読むたび、その身体描写を抜き出してきたのです。
これによって、源氏には“きよら”という美の形容が多いこと、それは36歳になると、“きよげ”といういちだん低い形容になること、ところが女三の宮が降嫁する40歳以降、再び“きよら”と形容されることなどが浮き彫りになったりします。
また、人により、形容が全く違っていたり、かなりの重要人物でも身体描写がないかわり、端役でも詳細な身体描写があったりする。
こうしたことのもつ意味についての分析は上記の本のほか、11/25発売の『芸術新潮』でも、新たに書き下ろしました。
ファイリングの一部↓