猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

この一冊にかける思い

『嫉妬と階級の『源氏物語』』は、『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』が出た2015年ころ、もしくはそれを書いているころに構想を得て、構成も考えたものです。

2017年には一通り書き終え、2019年にもまた書き直しており、我が家には2017 年バージョン、2019年バージョンの『嫉妬と階級〜』がありました。

そこへ、昨2022年夏前、2024年の大河に向けて、「新潮」での『源氏物語』連載のお話を頂き、そこからまた、書き直し、一月号から十月号まで連載。

単行本化に当たっては、加筆訂正はもちろん、「おわりに」と「嫉妬年表」を書き下ろしました。

 

自分の本はどれも思い入れの深いものばかりですが、この本は長い時間をかけている分、とりわけ愛着のあるものとなりました。

とにかく一人でも多くの方に読んでいただきたい。

それに尽きます。

(こんなこと書くの、ちょっとかっこ悪いし、恥ずかしい気もしないではないですが、このままこの本が埋もれてしまうとしたら、あまりにもつら過ぎるので)