猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

肛門線・『醒睡笑』

maonima2011-04-02

シバが排便の際、相変わらず痛がるので夫に獣医に連れて行ってもらったら、犬猫は肛門線から液を出しているのだが、それが溜まって痛かったそうだ。
獣医が掻き出すとすでに液体は灰色の粉になっててたくさん出たという。それでシバは痛がることはなくなった。

私はてっきり便秘が高じて排便時、痛がっていたのたと思っていたが、実は、肛門線に液が溜まってそれが痛くて便秘になっていたのだった。
獣医に連れてってもらって良かったよ。
スカンクと似たような機能らしいんだけど、進化の過程で残ってしまったんだって。
犬猫は、こんなに親しんでいても、人間離れしている(当然だよね人間じゃないんだから)というか、我々人間とはずいぶん違うんだなぁ。
やっぱし油断できない奴らだ。




歯科心身症の時、『源氏物語』はあまりに現実味が強すぎて辛くて読めず、『古事記』なら読めてたが、最近は平安文学が現実離れし過ぎて読めない感じ。
宗教なら癒されるかなと思って『一遍上人語録』読み返しても全然心にしみない。
それでピンときて、戦国時代の笑い話『醒睡笑』とか読み返したら、これが、なんだか癒される。
笑い話といっても今じゃ笑えない話(しかも低俗)がほとんどだし、そこに滲む思想も低レベルなのに、だからこそ癒されるという感じ。
そういえば、近頃、『源氏物語』とかより、引き歌も予備知識もほとんど必要ない『落窪物語』とかが妙に心にしっくりきてたんだよな。
震災以来、高度な知識や思考を要求されるものがしんどくなっている。

(写真は4/4千葉にて)