猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

シバ元気

シバはきょうも元気で、冷房のきいた部屋にいます。

そして、そろそろ地球のどこかで、渡部某に関する私の見解を望んでいる人がいそうに思うので、書きますwww

 

こういう人、古典にもいたかどうかでいうことでいうと、います。

まず美女がトイレで大便しようとしていた時、見初めた神がいます。でもふたりはトイレではしていません。

セックス依存症の人はどうかといえば、謙徳公(藤原伊尹)の家集など読むと、世界中の女とやりたいみたいなこと言ってて、笑うんですが、だけど彼はいちど関係した女は、自分から捨てないという奇特な精神の持ち主で、今回の件の人とはまるで違います。

そもそも一夫多妻だから違うということもあるものの、今回の件は、こういうのとは違うと思うんです。

 

光源氏が、夕顔の身分を低いとみてとって、廃院に連れ出してセックス三昧して、結果、変死させてしまったような事件に近いと思うんです。

要するに、女の身分が低いと思うと、雑な扱いになるというやつです。

 

 

今回の何が問題って、セフレを人間扱いしてないって点ですよね。
要するに自分とは身分が違う女は人間扱いしなくていいっていう。
トイレでしていた女のこと、身分が低い女と見なしてたんだと思う。

そして何が惨めって、性に身分意識が絡むケースがいちばん惨めなんですよね、とくに女は。愛人ですらないという、『源氏物語』でいえば、女房として仕えながら性の相手もする「召人」。

その召人の悲しみを描いたのも、『源氏物語』の紫式部が初めてでした。

 

 

そういうこと、私、『源氏物語』の全訳の六巻の「おわりに」で書いてます。

 

源氏物語〈第6巻〉宿木~夢浮橋 (ちくま文庫)

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  • 発売日: 2010/01/06
  • メディア: 文庫
 

 

爺猫ポロのしっぽになにげにくっついて寝るシバ

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そういえば、以前、ファミリーヒストリーという番組で渡部氏の先祖のことやってたんですが、想像以上に名門だったんです。

 これはしんどいだろうなぁと思った記憶があります。

 渡部さんにはカウンセリングが必要でしょうね……。

 

 

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