猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

仲間

きょう来た水道屋さんとひょんなことから歯医者さんの話になったのだが、なんと水道屋さん、極度の歯科恐怖症で、まず笑気麻酔がない所では治療できない、過去には歯科大学病院で全身麻酔で治療受けたというほどの筋金入りで驚いた。型取りもイヤだし、舌に何かが触れるのもイヤなのだとか。

それで歯が三本ないけど、もう一生それでも良いとの事。

全身麻酔て、何されてるか分かんないし、怖くないですか?」

と聞いたら、

「怖くない。いつ死んでもいいし。もう十分生きたから。働くのももう疲れたし」

って言うんですよ。私より全然若いのに!

 

 

同じ歯科恐怖症でも、私とは全く違うタイプ。本当の歯科恐怖症ですね。

私の怖さは、何されるのか分かんない、あと、歯が痛くても歯のせいじゃないことがあって、治療するとかえって痛くなることが多いから植え付けられた恐怖心であるのに対し、彼は治療そのものが怖いという……。

いつ死んでもいいとかいうのも、私と対極。私ははっきり死の恐怖とか、完全欲からきている怖さが主だから。

 

それで彼は、馴れてる歯医者しか行けなくて、今も前住んでた所の歯科に通っているのだとか(このへんの心理は同じだけれど)。

 

 

 どっちにしても、こんなに重症な恐怖症でも頑張って生きてるんだ、とタイプは違っても仲間を見つけたようで、ちょっぴり嬉しかったです。

 

 

毒親の日本史 (新潮新書)

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八年以上使ったドルツの替えブラシが製造停止なのか、すげぇ高値になったので、新しいドルツ買ったら、すごい歯がつるつる。歯医者はたいてい手磨きススメるけど、手磨きめんどいし、最近の電動歯ブラシは凄いな、と感動。これが昔にもあったらなぁ……