猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

うんこ座り健康法

いろんな健康法が、その時々で出てきますよね。

私の子供時代は紅茶キノコが大流行でした。

父も作ってたけど、食べなくなって、捨てた記憶があります。

 

 

こないだは友達に『ゼロトレ』っていうのを教えられました。

きょう、なにげに、うんこで検索かけてたら、

『うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!』

というのがありました。はあちゅうと結婚したAV男優の「しみけん」が書いてます。

これ、まだ読んでいないのですが、ヒンズースクワットとか相撲の四股を踏む姿勢などに通じる、健康法でしょうか?_

「うんこ座り」というタイトル、そそられる。

 

AV男優しみけんが教える うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!

AV男優しみけんが教える うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!

 

 

きょう、18歳の誕生日(猫のほう)↓

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立ち耳犬と寝耳猫

明日、寝耳猫は18歳になります。

18年前、夫が人にもらった猫です。

 

シバはペットショップで売れ残ってて大きくなってたのを20%値引きしてもらって買いました。もともと犬はそんなに好きではなかったけど、娘が小学生のころ、どうしても! と言うので飼うことにしたのです。

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ライブ

昨日は町田康さんのライブ行ってきました。前日の夕方というぎりぎりに予約したので、入場を許されたのが最後の最後。いちばん後ろに近い席で、しかも立ち見だったので、疲れたけれど、やっぱり歌がめちゃくちゃうまくて、歌詞もしゃべりも面白くて行って良かった。

シバの散歩は一時帰国中の娘に頼むなどして、行った甲斐がありました。

 

 

千枚漬けはほんとに千枚あるのか……という話に、ほんとに千本の手がある、リアル千手の葛井寺の観音様とか思い出して可笑しかったです。

 

八がたくさんとか大きなものを表すように、千て数字は、パワーのある数字だから使っているんだろうけど。

 

 

 

 

それはそうと、あの本がAmazon一位になっててびっくり。

歴史学者は相手にしないスタンスなのだろうか……。

40万部も売れてるんだから、そんなんじゃいけないのでは……。

私も読んでみたいとは思うが、買うのも抵抗があるし。

 

神保町の楽しみ

昨日、中高時代の友達と神保町で御飯食べたり古書店寄ったりお茶したりぶらぶらしました。

素晴らしかったのは溝口書店。

ここで五百円以上の買い物すると、トークンみたいなコインくれて、二階の自販機で好きな飲み物がのめるシステムになっているんです。

それで、友達と二人で(友達はふつうに150円払ってのみものを買った)二階でお茶しました。

二階からは景色(といっても古書街の道とか)が見えて、ゆったりできて、幸せ感じました。

 

 これ買いました。手薄な江戸時代もフォローしていきたいと思って。絵があって良いです。「へマムシ入道昔話」っていうお話の題に惹かれました。

草双紙集 (新日本古典文学大系 83)

草双紙集 (新日本古典文学大系 83)

 

 

 

シバ毛抜けの季節に突入、ちょっとのブラッシングで毛が一杯。黒っぽい服が毛だらけになりました。↓

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歯長又太郎

吾妻鏡』治承五年閏二月二十五日条に、足利又太郎忠綱って出てきて、彼は清盛死後、平家に敵対して破れた志田(源)義広についていたものの、志田が破れたので、西海に赴くという文脈で出てくる。

彼が、"末代無双の勇士"で"三事人に越ゆる"という。

一に百人力、二に声が十里に届く(大声)、三にその歯一寸というのである。

 

歯が特殊というのは鬼神に通じる特徴で、反正天皇も『日本書紀』によれば、“歯一骨”、歯が一つながりのように美しかったという。

弁慶なんかは、生まれた時から奥歯、向歯が生えてて、“鬼神”というので父に殺されそうになったのをオバに助けられたという設定だ。

 

 

さっきの股太郎に戻ると、『吾妻鏡』には書いてないけど、この人、歯長又太郎って呼ばれ、築いた城は歯長城って呼ばれたらしい。歯長寺縁起というのもあるようだ。

歯長寺いってみたいです。

 

私の読んでる『吾妻鏡』。新人物往来社の古いやつです。↓

amzn.to

昔は毒親ばっかし

いま後醍醐天皇のこと、調べているんだが、後醍醐天皇というと、皇子の護良親王のこと思い出す。

そして護良親王っていうと、子どものころ、鎌倉で見た、幽閉されてた土牢を思い出す。

ほんと、この時のショックは今も忘れられない。

こんなに暗い、じめじめしたところで……と。

後醍醐天皇といい、昔は身分の上下を問わず、今で言う毒親だらけです。

 

 

土牢っていうと、二十年前だったか、友達がスイスにいて、そこに行ったとき、お城の地下牢に連れてってくれて、これも石でできてて怖かった。

こんな所に閉じ込められたら、心身共に間言ってしまう。

それが目的なんだから、人間て恐ろしいですね。

本の宣伝です

最近は売れないとすぐ絶版になってしまいますので、ぜひ今のうちにお買い求め下さい。↓

「『昔は良かった』の嘘を知ることは、たくましく、したたかだった先祖のパワーを知ることでもあり、肩の力を抜いて今を生きることにつながるのです」
「善悪問わず、現代人がやったていどのことは、とっくの昔に誰かがどこかでやっている」

 

 


なぜ昔の河童は可愛くないのか? 風来山人こと源内さんの書いた『根南志具佐』の河童は可愛いのか等、その他、古典の屋台骨とも言える性のことを書きました。

 

本当はエロかった昔の日本 (新潮文庫)

本当はエロかった昔の日本 (新潮文庫)

 

 

 

 

昔話の老人はなぜ働き者なのか、なぜ子供がいない老夫婦や独身爺さんが多いのか、など調べて考えて書きました⇒文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか (草思社文庫) 大塚 ひかり

 

 

猫集めてる?

娘がウクライナのエアビーのホストからもらった猫カップと置物。ウクライナではホステルのロッカーに鍵をしてたのにパソコン盗まれるとかひどい目に遭った娘だが、次泊まったエアビーのホストが一緒に警察行ってくれたり凄く親切にしてくれたとか。

 

 

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こうしてみると、うちには猫が多い。

ほかにもたくさんある。

私って猫集めてる? とか思ってしまうけど、集めてるつもりはない。

集まってくるんだよね。

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「スキャンダルで読む百人一首」24回目

「ハルメク」12月号「スキャンダルで読む百人一首」24回目は菅家。史上最強の怨霊となった道真です。学者と鬼のこと書きました。学者の醜パワーのことは『美男の立身、ブ男の逆襲』(絶版)で昔書きました。それにしてもマダムさちこ、菊池体操のきくちかずこ、若い……。

magazine.halmek.co.jp

 

こないだ白楽行ったら、こんな写真がはってあった。30年前、最初の本が出た時、亡き祖母が横浜の有隣堂でもらったらしい。祖母の生前はしまってあったのを、捨てるのも……というんで、出して張ったようだ。いま見ると、「大型新人」みたいに書かれてて恥ずかしくも悲しい。

今は物置になっている古屋の壁に、ゴミにまみれて張ってあったのだった。

 

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思えばこのころはなにも考えてなかった。

さいころからマンガと古典が好きで、漫画家になりたいみたいな思いはあっても、文章を書くのは苦手だと思っていた。ただ、この失恋という未知の体験からくるさまざまな感情を残しておきたい一心で、書いた覚えがある。

だから、二作目は書けなかった。

ありがたいことに注文はきたものの、また恋愛もので……と言われても、書きたいことが何もなかった。

ただ一貫してのめりこんでいたのは古典文学だったので、書くなら古典の面白さを伝えるようなものだろうか、と思った。

紫式部集』なんかで、紫式部が結婚前、男と歌をよみかわしていると、文庫の注なんかには「藤原宣孝を指す」みたいに書いてあって、何の根拠があるのか? 夫とは限らないのではないのか? など、いろんな疑問を感じていたし、自分なりに思うことが色々あったので、そういうことを書いていきたいと思った。

それが二作目の『愛は引き目かぎ鼻……平成の平安化』だった。

これ以降は「ほぼ」一貫して古典のことばかり書いている。

 

 

いつの日か別の日か―みつばちの孤独

いつの日か別の日か―みつばちの孤独