貢ぐオジサン

いろいろ雑用に追われるうち、
一月もあっという間に13日になってしまった。
馴れぬもろもろのせいか、
週末から風邪気味になって、
鼻の下が醜くただれている。


この寒い中、外のシバも内のネコどもも元気である。
こないだ、何気なく、ドアをあけたら、シバのとこからササーッと不自然にUターンして、自転車でこぎ去って行く団塊の世代ぽいオジサンがいて、
シバを見たら、でっかいささ身ジャーキーをくわえていたので、
取り上げて、しばらくしてから、お座りをさせつつ、ちびちび与えた。
きっと定年後、暇で犬、それも日本犬を飼いたく思っているものの、
奥さんに反対されたかマンション住まいとかなにかで、飼えずに、
シバで心慰めているのだろう。
シバは柴犬の常で、ほかの犬ほどには愛想がないのだが、
美味しいエサを前にすると、
現金なまでに、
お座りしたり、にこにこしたり、可愛くなる。
それがたまらないというか、こたえらな〜いという感じで、オジサン、エサを貢いでいるんだな、きっと。
タバコ銭から捻出しているのか…。
退職金を使い果たさないように、ね。



三田村雅子さんの分厚いご本『記憶の中の源氏物語』、
読みたい読みたいと思いつつ、自分の『源氏物語』の四巻入稿を終えるまでは、手を出せない。


あと、『源氏物語』を訳してて、やっぱしよく分からないのが音楽だが、また、音楽関係の催しが3/8(日)にあるようだ。
これはぜひ行きたい。
http://genjimonogatari.blog79.fc2.com/blog-entry-732.html



頭がぼーとしている時に読んだの
よしながふみ『大奥』三・四……一・二は「う〜ん」と思って古本屋に売ってしまったのだが、ふつうに面白い。
銀色夏生つれづれノート15』……銀色夏生は初めてなのだが、人がちょっと否定的に言及していたので、読んでみたくなったのだ。この人の敬語の使い場所に違和感。
が、自分の子に対する感想が、凄く正直なのに驚く。母親は子を無条件に愛するものなんて考えが幻想なのは、毎年、たくさんの母親がこどもを虐待して、時には殺してしまうところからも明らかだし、母親はどの子も等しく愛してるなんてのも嘘っぱちなこともちょっと周りを見回せばはっきりしていることだが、こう子供へのマイナスな気持ちを綴れるって、よほど自分は親の影響を受けてないと確信してるっていうか、親の影響も感じられないくらい、愛されて育ったんじゃないかというか、親との関係が良好だったのかなと思ってしまう。
子供が読んでどう思うかとか、当然、考えてるんだろうけれど、こういうことを書かれるのも自分の子に生まれた運命、みたいに思っているんだろうな(いろいろうまい人なら書くまいが)。

★★★★★(以下、追記・加筆)
ここまで母親(銀色)に期待されてないと、娘はラクだろうな、とも思いました。
母親の期待を一身に背負って苦しんでる娘は多いですから…。
いずれにしても、こんなこと書かれたら、子供にしたらえらい迷惑に違いあるまいし、もし私がこの人のこどもで、こういうこと書かれたら、絶望的な気持ちになってしまうだろう、母親の期待を一身に受けて育ったから。
でも、銀色夏生の子は、当然というか、けっこうたくましく育ってるっぽいんだな。

この本に載ってた『狛犬かがみ』って本、たくきよしみつさんのでは?と思ったら案の定だった。