猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

男が結婚退職する業界

今日も見学。
やっと一つに絞り、仮押さえ。
ここから十日後、病院にて本人面談(家族も付き添う)、さらに一週間後、体験入居、気に入ればそのまま本契約という運びに。
母の体調も良く、何ごともなく入居となってくれればいいのだが。

父はいつの間にか「在宅介護」のことは言わなくなって、
「初めのうちは俺は毎日面会に通う」と張り切っていた。




見学の際、「週刊ダイヤモンド」2009年5/2・9号の有料ホームランキングをもってって、一つ候補に入れてたホームが、離職率が高かったので、
「なんでこんなに退職率が高いんでしょう」
と質問すると、同行した紹介センターの人は、
「いや、この業界はどこも非常に離職率高いです。男は結婚すると退職する人が多いです。給料が安くて妻子を養えないからです。私も昔、介護施設にいたのですが、結婚して今の紹介センターに転職しました」と。
それをホーム長や、営業の人はうなずきながら聞いていて、
「ワ●ミからベネ●セにきたり、その逆もあり、という転職も多い業界なんですよ」
と言っていた。
ということは、今、ホーム長の雰囲気がいいという理由で選んでもいつまでもそのいい雰囲気が続くというわけでもなさそうで、ホーム長の雰囲気で選んだ(もちろん近いというのもある。しかし家から歩けるほど近かった夫や営業マン推奨のホームは、雰囲気が合わないような気がするとの父の意見でやめたのだった)こちらとしてはちょっと不安にもなる。
それにしたって、
「結婚すると男は退職するほど待遇が悪い」業界が、今一番必要とされている分野でもあるのだから、自治体や国が補助金を出すなど、本当になんとかしないといけないのでは。
このままでは、人が育たないまま、働くほうは使い捨てで消耗され、利用者も未成熟なサービスを受けるという、悪循環が続くのではなかろうか。




介護労働者の待遇改善を要望する署名活動があるようだ。
ぜひぜひ介護者の待遇改善と、税金による補助とかが実現してほしい。
今までは選挙もろくに行ってなかった政治に無関心な私だが、これからは介護問題に力を入れてる人に投票しようと心に決めた。
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