猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

母の見舞い

maonima2011-04-18

昨日は母の見舞い。
母が言うには、
「バスで外出した。料金所を通った。山の中に行って、海を見て、レストランで食事した。車椅子は私一人。じーじは行かなかった。こんな車椅子のお婆さんをわざわざ連れて行ってくれるなんて、なんか宗教の人じゃないかしらって思う。車椅子だけど大丈夫なの?って聞くと、馴れてますからって」
と。
ホーム長に聞くと、最初、分からないような顔をしていたので、
「妄想? それにしてはリアルな話だったね」
と戸惑っていると、ホームは夕食の準備で忙しい時だったのに、奥から親切にも女の人が写真を探して見せてくれて、横浜中華街に行ったと教えてくれた。
母の話は本当だったのだ。
肝心の行き先は「山の中を入って、海の見える所」と曖昧だったが、
江ノ島じゃない。逆方向。もっと内陸だった。海もすぐ近くというんじゃなくて少し離れていた」
と方角は正確だった。母は、昔から方向感覚が物凄く優れていた人ではあった。
山の中というのも、横浜新道とか確かに山の中のような所を走るから符合する。
母は先日より元気で、こうしてホームでたまに外出に連れて行ってくれるのは脳が活性化するようなので、本当にありがたいことだ。
これからも外出イベントには積極的に参加するのがいいと思った。



(写真は4/4館山にて)