猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

昨日は宇治市源氏物語ミュージアムに行ってきた。
創設二十周年の企画ということで、
瀬戸内寂聴さんの基調講演のあとのフォーラムに呼んで頂いたのです。
瀬戸内さん、林真理子さん、伊藤比呂美さんは初対面で、山本淳子さんとは二回目。
こうしたフォーラムは初めてだし、あがり症だし、テレビカメラは回ってるし。
光栄なことなのでお引き受けしたものの、予想通り緊張、場の空気はあんまし読めない私なので、流れをさえぎる発言もあったかもしれないけれど、無事終了。
控え室では、林さんと瀬戸内さんが二人でぽんぽんやりとりして、伊藤さんは山本さんや私に「我々は受領階級って感じですよね」とにこにこ言っているという、いつも引きこもりがちな私にとっては、楽しく刺激的なひとときで、行って良かったとしみじみ。
林さんの『下流の宴』は出た直後、一気読みして面白い! と思った矢先、来た仕事だったし、これをきっかけに読んだ伊藤さんの『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』以来、ちょっとした伊藤ブームになったりで、自分の中ではとてもいい感じ。



日帰りだったし、当日は疲れて風邪引いた? と思ったけど、そんなこともなくてホッ。
今度はもう少し京都にゆっくりしたい。
しかしせっかく書道を習い始めてるのに、相変わらずへたくそな字でしかサインできなかったのか心残り。山本さんのサインをちらっと見たら凄い達筆で、あんな字が書けるようになるのはいったいいつの日なのやらと。頭の中が整理されてる人って字もきちっと美しいのよね。
道遙かなりだが、
頑張らねば。
きょうは日本霊異記に影響与えた冥報記を読む。
と思ったが、進まない。
最近食べると腹と背中が痛いなぁ。