猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

傷だらけの光源氏

3/4発売です。『カラダで感じる源氏物語』(1996年ベネッセ、2002年ちくま文庫)を令和の視点で大幅に加筆訂正、新たに「源氏物語の人々はなぜ不幸なのか」「紫式部の『感じる』能力」等や「ココロとカラダの源氏物語」年表も作成しました。

 

「あとがき」にも書いたのですが、全訳する前と後ではずいぶん私も変わりました。

『カラダで〜』が出たのは全訳前ですが、全訳後の目でよむと、アラや青さがいっぱい。どこからどこまでが自分の解釈で、物語なのか、分かりにくいところもあります。

本書では、引用箇所が分かるよう、出典の巻名を明記し、このあたりの分かりにくさに対処しました。

また、今の私だと、絶対言わないようなことも書いてあって、そこはばっさり削りました。

 

一方で、今の私にはない若い「勢い」もある。

そこは極力残すようにしました。

 

結果的には、書き下ろしたかのように新しく生まれ変わった感じです。

ぜひお求めになって頂きたいです。

ばったんさんによる表紙イラストもステキです!