猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

イベント

膝の調子が悪いのですが、イベントに出ます。

近くの人はぜひ会いに来てね。

そうでない方はオンラインで!

3/19 『傷だらけの光源氏』(辰巳出版)刊行記念 「リアルとスピリチュアルで語る源氏物語」 大塚ひかり×辛酸なめ子online.maruzenjunkudo.co.jp

 

大河ドラマ、惟規、大学に進みましたね。

当時の大学は学問でしか出世できない身分の低い貴族の学ぶところでした。勉強しなくても、出世が約束されている大貴族や皇族の学ぶところではなかったのです。が、源氏物語では、光源氏は息子・夕霧の位を低く抑え、大学に学ばせるという設定。ただし夕霧は大学寮に寄宿せず、源氏に引き取られ、二条東院に勉強部屋をもうけ、そこに先生が来て学ぶ形でした。

↓この本でも書きました。

 

 

 

惟規は、『今昔物語集』によると、死に際、中有(死から次の生を受けるまでの間の状態)の苦しみを高僧に説かれた時、「その中有の旅の途中には嵐にまごう紅葉や
風になびくススキ等の下で鳴く虫は聞こえないのでしょうか」と言い、高僧に呆れられています。そのぐらい風流な人だったのです(巻第31-28)