猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

茂木健一郎って凄いなぁ

maonima2008-02-29

色んな意味で。
脳の人だから、天才に関心があるんだろう。イチローとかリサ・ランドールなどに取材してるのをよくテレビで見るんだけど、分かりやすい。
おととしだったか、今みたいにさほどテレビでみたりしなかった頃、パーティで見かけたので、向こうは私のことなど知らないだろうが、と思いつつも、名刺を渡したら、脳のイラストになった名刺をくれた。
底抜けに気持ち良さそうに酔っ払っていて、私が、
「古典をやってるんですよ」
と言うと、
「古典!! これからは古典ですよねー」
とあきれるほど調子良くて明るい。胴体に比べてとても頭が大きくて、脳出血とかになりやすいタイプだと思った。母も頭が大きかったし、内田勝さんも大きかったし。


最近、たまに茂木さんのクオリア日記を見るのだが、「九刷いきました」「十二刷」「累計三十一万部」といった記事がたくさんあって(これは買ってくれた人への、「おかげさまで」という感謝の気持ちで書いているんだろう)、編集者の「いったい茂木さんの全部のご著書の部数を通算すると何部になるんでしょう。想像もつきません」(うろ覚え)的なメールが紹介してあったりする。


斎藤孝以来の天然(バカって意味じゃなく大物って意味)だなぁと思っていたら、今日、届いた筑摩書房のPR誌「ちくま」に、茂木さんが自著(思考の補助線)の宣伝文を書いてた。そこに、
「内容が尖り過ぎててあんまり売れない本にしましょうよ」と「編集者が吐いた言葉が、自分のなかで温めていた気分に共鳴」して、できたのがこの本です、といったことが書いてあって、ああ……と思った。
これは、出す本出す本売れてばっかり、売れて売れて仕方ない人だからこそ言ってもらえるセリフだよねぇ。
そういいつつ、この本も売れたりするんだろうねぇ。