猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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maonima2008-08-25

 ん〜、ばれてない?

 (そろ〜り、と)

 死んだおばあちゃんとチャマのいる白楽の家へ、夜、行った。
 玄関に、左から元気のない弟、超にこやかなおばあちゃん、チャマが並び座っていて、右手から、倒れて以来、よぼついているはずの母がしゃきしゃき笑顔で出迎えてくれた。
 左の弟は玄関に座ってうなだれていた。
 私は、何か、自分に起きた重要なことを知らせに白楽に行ったのだった。
 目が醒めた時は、その重要な用事を覚えていて、
「これは、たいへんな吉兆か、さもなくば凶兆か」
と、ぞくぞくしていたのだが、
その用事が何だったのかすっかり忘れた今、
私の頭には、大好きだった明るい顔のおばあちゃんと白楽、そして母も元気なままに、いかなる現実をも無視しはねかえして、どんと居るのだ。
 と、思うと、ただ、荒涼と淋しい波が心の中に寄せては返すだけ。