しかばね先生のブログ→
で知って、『しんさいニート』買って読んだ。
もともと親に傷つけられていた著者が、しんさいにあって、うつになり、仕事でも行き詰まり、死のうとまでしたのが、
出会った人、カウンセラーに助けられて、ついにはブログが本になるまでの話 (漫画)なんだけど、すごく良かった。
「おまえはできる」って自分に夜、言い聞かせる時、自分を傷つけた父親に言われている設定にしているところとか、切ない。
憎むべき親は離れるのが正解ではあるが、その時の浮き草感は半端ないものだ。
できれば誰だって親と仲良くしたい。
一瞬でも、親と心が通じたと思える時、人は地面に足がついている感覚がするものだと私は思っている。
また、ある程度、離れていると、気持ちが整理・リセットされて、親へ接した時の感覚が変化していることもあるものだ。
この本の著者の父親はすでに死んでしまっているけれど、ラストシーンは、そういう状態を象徴しているような気がする。
読んで、元気づけられる良い本だ。
あと、しかばね先生のブログも本になっていることにさっき気づいた。