猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

「サザエさんをさがして」

きょう(3/23)の朝日新聞の「be」の「サザエさんをさがして」で、ブスについて語っています。

「朝日」とってる人は、見てみてください。

 

 

しかしそれにしても、「ブスのオールドミス」って凄いことばですね。

ことば狩りはよくないとか言う人いるけど、私は「はじめにことばありき」とか、言霊とか、あるし、やっぱりことばを改めていくことで、その概念が少しずつ変わって行ったり消えていったりということはあると思うんです。

たとえばその逆、「セクハラ」とか「モラハラ」ということばがない時代は、セクハラ三昧、モラハラ三昧だったりするじゃないですか。

そういうことばが与えられてはじめてそれは良くない、ハラスメントだったのだ、という気づきが共有されて、あれもセクハラだった、これもセクハラだったと、セクハラ行為が浮上して、断罪されるという動きがあるわけですよ。

 

 

「ことば」というのはこのように「気づき」なので、「オールドミス」ということばがある限り、オールドミスは機能してしまう。

それが消えていくことで、オールドミスは地下に沈んでいく。その実体に対する侮辱は残ったとしても、アンダーグラウンドになっていく。それでいいと思います。おおっぴらに使えるような時代は過ぎ去って良かったですよ。

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