池田清彦『こうすぐいなくなります』読み途中ですが、凄く面白いです!
生命誕生から38億年の間に、地球上にはおびただしい数の生物が出現したものの、なんとその99%は絶滅している、とか。
六億年前、多細胞生物が出現して以降、生物の大量絶滅は六回起きていて、なかでも最大であったベルム紀末(2億5千万年前)の絶滅では、海洋生物種の96%が絶滅したと。
その中では規模の小さい6550万年前の大量絶滅では、恐竜が絶滅したことで有名で(←恐竜展、見に行っただけに身近)、この時、大隕石が地球に衝突したことによって引き起こされた大地震はマグニチュード11〜12。東日本大震災の1000倍から三万倍の規模だといいます。
そんな地震がきたら、津波の高さが300〜1000メートルにもなるというのだから、恐ろしい。
そうした大規模絶滅とは別に、小規模……といってもハイパークラス……なものとして噴火があります。
日本列島に人が来たのは古く見積もってもせいぜい三万年前ですが、九万年前には阿蘇山大噴火が起きていた。阿蘇山はこの40万年間で四度のカルデラ噴火を起こしており、著者によるとそろそろ五度目の大噴火が起きても不思議ではないとか。今もし九万年前と同じ規模の大噴火が起きたら、一千万人くらいは死んでしまうと……。
まだ26pまでしか読んでないのに、こんなにも凄まじい情報が……。
例によって、仕事の合間のちょっとの息抜きのつもりで読み出した本ですが、止まらなくなる予感……。