夏休み明け、正月明け直前に自殺する人は多い。
周囲にもそういう人がいる。
が、個人的な感想と実感ではあるのだが、
わたしは「明け」直前だからというより、
「休み」が続いたからではないかという気がしている。
私も23年前、心の病を発症し、ほとんど外にも出れない状態が続いた。
しかし投薬やカウンセリングの力で、なんとか無理やりにでも外に出ることによって、少しずつ状態は良くなった。
今また、あれ以来の危機に見舞われているが、
外に出たくないからといって、出ないでいると、どんどん沈んでいく。
イヤでも無理やりでも外に出ると、少し気持ちが上向くというのがある。
また、これはフリーランス「あるある」ではないかと思うのだが、連休が続くと、悪化するというのがある。
勤め人なら、通勤というのがあるから、イヤでも外に出るが、フリーランスは家にいてもできてしまうことが多いから、こもりがちになって、ただでさえメンタルが落ち込みやすいところに、連休などあると、ますます引きこもりがちになって悪化するのであろう。
コロナ禍で自殺が増えたのは、会いたい人に会えないというのも大きいだろうが、リモートワークが続いて、単純に「外に出ない」ことが増えたからではないだろうか。
こもっていると、考えが延々とループする。
堂々巡りである。
それでくたくたに疲れ果てて、万策尽きる感じになって死んでしまう。
ここで、イヤでも何でも、いったん「外に出る」、たとえ足腰が萎えていようと、腰が痛かろうと、這ってでも「外に出る」ことによって、ループが一瞬途切れる。
その「感じ」が持続すれば良い方向へとむかうのではないか(向かうのであろうと思いたい)。
これはあくまで私の感想だから、間違っている可能性は高いが、そんなふうに思う休み明け直前の夜である。