猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

父は他人

新潮選書
『処女の文化史』
アンナ・ベルナウ著
て本が、送られてきた。


帯には
その昔「処女のままでは体に毒」と信じられていた!?
と。



娘の学校の面談に夫に行ってもらう。
娘によると、親の面談に先立って、子供の面談があったそうで、そのとき先生がノートにいろいろメモしていたのが見えたそうだ。母である私とのいろいろを聞かれたあと、
「お父さんとは何を話しているの」
「とくに何も」
「お父さんと共通の話題や趣味ってあるの」
「とくになにも」
「じゃぁ、他人みたいなもの?」
「はぁまぁ」
と答えたら、先生がノートに、
「父は他人」
と書いているのが見えたのだとか。
「父は他人」って……。


うちの夫は、娘の乳幼児時代はほんとに夜中のミルク作りから下の世話、早朝の散歩からいろいろやってくれたけど、あるていど大きくなってからはまるで干渉しないもんな。私から見ると理想的な父娘関係だ。
ふつうはこの逆で、面倒な乳児の頃は世話しなかったくせに、娘があるていどラクな年ごろになるとあれこれうるさく言うから父親はうざがられるのだ。
それはそうと、その先生は娘や夫の話によると、とっても話しやすい、とにかくいい先生で、娘は大好きなのだとか。