猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

感謝三連発

昨日は母の見舞い。
いつものように車椅子で、
「ここにはイケメンがいない〜」
と叫んでいるお婆さんがいた。
母も車椅子にベルトでくくりつけられて職員に薬をのまされているところで、そのあとお手洗いに行くと言うから、例によって車椅子を押して、トイレに。
「立てる?」
と試しに促すと、こないだはまるで立てなかったのに、昨日は立てた。
どうもここ二、三日、病院に研修の男子学生が来てて、母のリハビリをやってくれているようなのだ。
それにしたって、つい1/7に父が行った時は、立つこともできなかったというのに、それからわずか三日後の1/10には立てるようになるとは。
クララもべっくりである(古し)。
「凄いね、びっくりした」
と言うと、
「その学生が新鮮だったのね」
と、やけにまともなことを言う。
もしやこれが、女医の言う「前頭葉がやられると性欲とかがおもてに出てくる人もいます」http://d.hatena.ne.jp/maonima/20100101/1262354419という現れで、その男子学生に惚れたとかいうのではあるまいな。
それならもっと、あの「イケメンがいい」お婆さんみたいにダイレクトに現れるだろうし……。
脳血管性痴呆症は、日による変動が激しいというし、アミロイドアンギオパチー脳出血は再発を繰り返すというから楽観はできず、まさに一喜一憂の日々とはいえ、昨日は「一喜」したのだった。
まだ見ぬ男子学生に感謝。



http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100109
小谷野さんが私の『源氏物語』を紹介してくれてる。
こちらにも感謝。
しかしこの『源氏物語』が出るたび、いつもアマゾンでレビュー書いてくれてるヒデポンさんて何者だろう。
なにはともあれ感謝だが。



勝間和代『結局、女はキレイが勝ち。』いろいろ薄かった。
58〜59頁「キレイにはやっぱりHも大事。」に、
「そういう意味で結婚がいいのは、特定の相手といつでもHができるからです」
ってあるけど、結婚してもいつでもセックスできるとは限らない。
結婚数年も経つと、たいていの日本人夫婦はセックスレスになるし。
でも、「50㎡のスイートは一泊5万円、結婚して50㎡の家に住めば家賃12万円で、2晩半で元が取れてしまう計算です」という勝間さんの考え方は好きです。