猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

きょうは玉川奈々福さんの「銭形平次捕物控 雪の精」を、「死んだ爺さんが好きだったから」というんで浪曲好きな夫と。
浪曲好きな男ってけっこういるのか、こういうイベント関係ってたいてい女のほうが多いのに、男客が目立つ。



お話はけっこう怖くて、玉川奈々福さんの声も幅がますます増してるのもあいまって、凄みが。
片や黒壁、片や流れる川、夜の空からは雪、
という光景が目に浮かんで、凄絶な美の世界が展開。
満足の二時間であった。




きょうはシビラにも行けたし、風邪のあいだじゅう食べたかった生クリームコロネも食べることができたし(といっても普通のスーパーのパン屋さんの、だが)、楽しかった。




岩佐美代子さんの『讃岐典侍日記全注釈』読んだ。
今まで疑問に思ってた“いづみ”の解釈とか、共感覚えるところ多々。
“例の人”が夫をさすっていうのもなるほど〜。
読みやすいし、刺激的だし、いい本です。
岩佐美代子さんの本て、読むたび思うんですが、なんか元気になるんですよね。

それにしても讃岐典侍の描く幼き日の鳥羽帝って可愛いです。


讃岐典侍日記全注釈

讃岐典侍日記全注釈