猫も羽<わ>で数えましょう(大塚ひかりの犬・猫・人・他)

♥️昔描いた漫画も気まぐれ更新♥️

とはいえ心身の不調は続いている。
体中が緊張して、肩ががちがち、全身の毛穴がすべて閉じているような感覚。



昨日は母の見舞い。
1946年に死んだ祖父は日本郵船に勤め、1920年代は上海、1930年代はニューヨークに勤務し、祖母や母も横浜港から船に乗って(行きは秩父丸、帰りは日枝丸)付いて行ったのだが、
語学が堪能だったため、
社内で、ボルネオに政府の交渉役の通訳をつのった時、祖母に言わせると「お人好し」なため、自分から名乗り出て、ボルネオに渡り、マラリアにかかって死んだと聞いていた。
昨日もその祖父の話になった時、母は、
「お父さんはボルネオのバリックパパンにいたの」
と言い出した。
バリックパパンという地名は初耳で、孫の名前さえ忘れる母なのに、こんな難しい地名が出てくるとはびっくりした。
「軍属で言ってたの。軍は軍隊の軍で、属は属するって書くの」
とも。
今、どこいるのか(母は病院にいると思いこんでいる)、夫がどこから来るのか(四十年近く前に住んでいた白楽から来ると思いこんでいる)も、婿の名前もまったく分からなくなってしまった母なのに。


六車由実さんの『驚きの介護民俗学』を思い出し、思わず、メモしてしまった。




おおむね御機嫌な母だったが、介護の人が着替えをもってきてくれると、
「こっちに着替える」と言うから、「自分で脱げる?」と言うと「うん」というんで、同行していた夫に部屋を出てもらい、着替えるところを見ていると、母はもぞもぞもがくだけで一向に脱ぐ事が出来ない。一〇分くらいもがいているので、パッと脱がせてあげたが、ショックだったのか、そのあとは不機嫌になってしまった。




今日は午前中、一年ぶりに小野先生のところへ行った。
別に何が解決するというわけでもないんだが、
相変わらずアバウトな感じで癒される。