きのうは、銀座の観世能楽堂で「奈々福、独演。」みてきました。
「語り物」への思い入れ、高畑監督と宮崎監督の違いとか、興味深いことがたくさん。
高畑監督の「かぐや姫」の映画のために鈴木さんが作った「かぐや姫の犯した罪と罰」といったコピーに、監督は怒っていたとか。
当初はそういう話にする予定が、結局、そういうのではなくなってしまって、映画と違ってしまったから。
ほかにも「ぽんぽこ」に出てくる狸は実在の人物がモデルになっていて、権太は宮崎さん、正吉は高畑さんなんだとか。
初対面とは思えぬ盛り上がり。対談、もっと長くても良かった。
(奈々福さんはもとちくまの編集者で、『源氏物語』の全訳の時にお世話になりました。それで浪曲を知り、また松之丞なんかも、奈々福さんの浪曲を見に行った時に知ったのでした)