2013-02-22 (再び、5)こういう時は、幼児番組
さてところで、
心因性の歯痛にしても腰痛にしても胃痛にしても、
痛みが癖になってしまっている、神経回路が覚えているのを断ち切るには、手っ取り早いのは薬でしょう。
14年前の私にはSSRIが処方されました。それと補助的に抗不安薬。
SSRIは効くまでに三週間くらい、副作用がありましたが、効き始めると体の違和感や緊張・痛み等が取れ、前向きになるわ、自分の人生の中でかつてないほど元気になったのを覚えてます。
他人から見た症状が以前よりは軽いのと、症状が出てからすぐ小野先生とこに行ったため、先生の判断でそういう処方になったのでしょう。
私としてはちょっと物足りないし、厄介なのは、体に出る痛みや違和感のきつさです。
けれどもそれを気にしていると、ますます悪化するという仕組みなので、しんどいながらも、アクティブに仕事や家事をこなすことが回復のカギになってきます。
その時、効くのは、不安症仲間オススメの動物番組とか、犬猫とふれあうのもさることながら、今回、いいと痛感したのは、BSのDライフなんかで朝やっている、
英語の幼児番組
これはいいです。
そもそも幼児番組は、精神科に行くほどではない、しかし精神的に落ち込んでいる、頭では分かっているのに体が起動しない、というような時、そのバカバカしさと素朴な面白さに心癒されるものなのですが、これを英語でやられると、字幕を見ながら、ことばを聞き取ろうと集中する。そこがまたいいんです。
落ち込みがひどすぎる時は、テレビなど見るどころじゃないとは思うんですが、あるていど動き回れる時、でもやる気が湧かないという朝のウオーミングアップには最適。
バカバカしさと、集中力を要するところがいいんですよね。
ちょっぴり英語の勉強にもなりますし。
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以上、五回にわたって六年前の日記を公開しました。
こうしてみると、私もたいへんでしたね〜〜。
今はこのころよりずっといいです。
二十年前の発症時と比べれば雲泥の差。
で、一つ言えることは、かみ合わせの違和感や口腔内の違和感も非定型歯痛も、一進一退ありながらも、必ずましになるということ。
ましになるために大事なのは、「気づき」と「とらわれをなくすこと」です。
「気づき」というのは、この歯の違和感や痛みは、脳の誤作動によってもたらされているものだと気づくこと。
痛くなったとしても少なくとも一週間は様子を見ること(もちろん、ズキズキの激痛が続けば歯医者いかないとダメですが、それも町医者よりは医科歯科などの大学病院がいいです。歯科心身症かな? と思ったら、大学病院です)。
「とらわれをなくすこと」はとても大事で、歯のこと以外を考えよう、集中しようと思うんではなく、
歯のことが気になっていても、それでも目の前のなすべきこと……家事や仕事……をするということが大切なのです。
気になることをなくそう、消そうと思っても無理だし、そう思ってるうちはまだまだなのです。
ここまでくるのに時間はかかりましたが、とにかく間違いなく言えることは、一進一退ありながらも必ずましになる(良くなる)ということ。それには、症状があったとしても、日常生活を送るということ、これに尽きます。
いまこの症状で悩んでる人は、なので、死のうとか思ってるかもですが、そういうことはやめたほうがいいし、そこまでの勇気もないのであれば、とりあえず大学病院とかいって、その先生が信頼できそうな感じなら、出された薬をしばらくのむほうがいいです。
最初はねむい、だるい、便秘、その他もろもろの副作用がきついでしょうが、死にたいと思うくらいならのめるかと。
この症状で一生薬をのむということはまずないので、数年〜十年位のむ覚悟で、そのうちのむのを忘れたら、それに任せて減薬、という感じではないでしょうか。