猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

大河「光る君へ」感想

なかなか衝撃の展開だった。

が、面白かった。

道兼役から目がはなせない。

当時の身勝手な大貴族や皇族を集約したみたいになって(実際の道兼はともかく)、面白かった。

思えば在原業平伝説だって、当時の色好みの色んなエピソードを集約して、作られたんだろうし。

大河をいつも見ている家人も、家康より面白いと言っていた。

 

あの衝撃の展開にしても、

日本紀などはただかたそばぞかし、これら(物語)にこそ道々しく詳しきことはあらめ”

という『源氏物語』の有名な物語論に通じるというか、歴史書に書かれたことはほんの片端に過ぎない、物語にこそ詳しい真実が……という世界観につなげるのかもしれない。

だとしても、これだけのトラウマがあったら、物語(源氏物語)作りにも影響を与えぬわけがないが、果たして現行の源氏物語や、紫式部日記にそうしたトラウマが見いだせるのか……たしかにものすごくマイナス思考ではあるが……。

大河では、そのへんどんな感じで納得いく作りしていくのかなと興味が湧く。

 

 

 

しかし、紫式部の娘の賢子って、道兼の息子の兼隆との子を生むじゃないですか。それがきっかけで親仁親王(後冷泉)の乳母に抜擢されるわけで……。

そのへん、どうつなげていくのだろうか。

まさか復讐のために近づくとか、そういう韓国ドラマっぽい展開??