昨日は大変な暴風雨で散歩ができなかつたので、きょうは夕方までにすでに二回散歩した。ンコもためてたらしく、二回もした。ゲンちゃんの家の前を通りかかると、奥さんが寄ってきて、ボロボロになったボールをくれたり、
「きのうのカミナリでもゲンは外で過ごしていたのよ」
「うちもです」
などと和やかに話しているうち、柴犬の冬毛の話になって、
「こないだ近所の○○さんとこの柴が十日入院して、ぬくぬくした暮らしをしていたら、せっかく生え変わった冬毛がみーんな抜けてしまって、外ではふるえて寒がって今年の冬は家で飼うことにしたんですって」
とのこと。うちのシバが氷雨の日も雪の日も外で過ごしているのが心配だったが、どうやら冬毛というのは並たいていの温かさではないらしい。屋内で過ごすにはあまりに暑くて抜けてしまうくらいの優れ物だったのだ。
その話を聞いてから、寒い外で過ごしているシバに同情する気持ちはなくなった。昨日みたいに凄いカミナリのなか、外で過ごさせるのはさすがに不憫ではあるけれど(と言いつつ、昨日もずっとシバは外)。
