猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

映画「童貞放浪記」を

8/16の四時三十五分の回を目指して、見に行った。
ものの、観ることができなかった。
というのも、まず場所を間違えたのである。
上映館の「ヒューマントラスト」をグーグルマップで調べたら、宮下公園の近くのそれが出てきたので、そこに向かった。
渋谷には四時半に着いたものの、宮下公園なんてほとんど行ったことがない。極度の方向音痴の私は、明治通りにたどり着けず、うろうろして、現地に着いたのが五時頃。
「童貞」のドの字もないので、おかしいと思いつつ、ビルの八階にのぼると、東急百貨店の近くのヒューマントラスト別館のほうでやってると地図を渡された。
ああ、東急百貨店やら文化村のほうなら、全然オッケーと思って、ゆったり歩いて五時十分に到着。
んが、受付で、
「19時の回でいいですか」
と言われたんで、
「あ、いえ、途中でも四時三十五分の回で」
と答えると、
「上映三十分以上経ったら入場はお断りしているんで、次の回でお願いします」
と言う。
「ええっ、間違って、ほら、こっちに行ってしまって」
と、宮下公園近くのヒューマントラストで渡された地図を示したが、
「申し訳ありませんが」
と言われたんで、元気のある時なら、
「そこをなんとか」
と、頼み込んで、入る努力をしたところだが、暑いし、三十分以上、炎天下をさまよって疲れたしで、
「今日は帰ります」
と、引き返した。
 足にまめは出来るし、汗だくの帰り道、涙出てきたよ。


 帰宅後、疲れて、放り出した券を、夫が取って、
「文化村通りって書いてあるじゃん」
とか言うし。そんなの詳しく見やしないんだよ、あたしゃ。っていうか、文化村って書いてあったのは知ってたけど、「東京農大第二高校」が東京じゃなく群馬にあるみたいに、文化村通りにあるとかじゃなく、単にそういう呼び名かと思ったんだもの。
 




 それにしても、上映後三十分経ったらお断りなんてシステムがあったとは。
 何十年も生きてきて初めて知った。
 ずいぶん固いこと言うもんだよ。
 まぁ、でもこれは、初めっからちゃんと見ろという神のお告げ?
 ううう、まめが痛い……。