猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

朝一(九時)のTHIS IS ITを家族で。
夕方は母の見舞い。
今日はいつになく不安定だった。
おととい父が私宛に柿を置いていって、それを私がいつ取りに来るのか、父は今日取りに来るはずと言ったはずなのだが、母は時間の感覚が失われているから「遅い」と感じていて、柿が腐ってしまうのではと不安だったらしい。
妄想もきょうはいつにも増してひどい上、ベッドに寝たきりになっていて、しかも、
「明日退院で、でもお金がないから、ひかりが『源氏物語』でお金を稼いで持ってるはずだから、借りようと思って何度も電話したのに、この電話番号は現在使われていませんて、何度電話しても、なる。コーヒーを買おうとしたら、コーラが出てくるし、この病院はなにもかも壊れている」
と言っていた。
しかし話しているうち、だんだん少しまともになってきた。



非常に疲れたが、帰り、車の中でマイケルのdon't stop til you get enoughを聞いているうち、少し気分が癒された。




母のベッドに母が昔、子供相手のテキストに使っていたリチャードスカーリーのベスト・ワード・ブックがあって(母が病院で英会話を教えたいから、そのテキストをというんで、父に持ってきてもらったらしい)、
それを見てたら、なまこそっくりの絵の隣に「squash」ってあるから、母に意味を聞いたら、
「かぼちゃ」だという。私が、
「かぼちゃはバンプキンじゃないの?」と言って、あとで辞書を調べたら、本当にかぼちゃという意味だった。
ぼけても英語だけは忘れていない、さすが母だと思った。