古典に出てくる歯の話、またミクシィに書きました。
別に仕事じゃないのですが、趣味というかストレス解消というか、ウオーミングアップみたいなもんです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67917911&comm_id=5914862
小林一茶の『我春集』には、
“きせる”が詰まったんで、麦わらのように竹を削って差したら(掃除のため?)、竹が抜けなくなったんで、抜こうとして歯にくわえて引っ張ったところ、
“竹は抜けずして、歯はめりめりとぬけおちぬ。あはれ、あが仏とたのみたる歯なりけるに”
とあって、いささか滑稽な中にも、一茶の悲しみが伝わってきます。
ちなみに文化八年当時、一茶は四十九歳。
似た文章は一茶の『七番日記』にもあって、そこには、
“あが仏とたのみたるただ一本の歯なりけり”
とある。
一茶、四十九にして歯無しになってしまったんですね(かわうそ〜)……。(大塚ひかり)
こないだスキーにいったときのシバの写真。