あっという間にこんな年の瀬に!
昨日は、ママ友に勧められ、「人生フルーツ」という映画を見てきました。
主人公は建築家の津端修一さん九十歳と英子さん八十七歳。
この二人が本当に良かった。
最後の精神科病棟の仕事も、「生きている限り、全力を尽くします」って、九十歳で凄いなぁって。
ニュータウンの設計しながら、自分は都心に住む建築家も多い中、津端さんは自分が設計した高蔵寺ニュータウンの近くに居を構え、開発ではげ山になった里山にどんぐりの種を蒔くプロジェクトを……そういうの今でこそ盛んだけれど……高度成長期の只中、五十年近く前にしているってのも、凄いなぁ……と。
ニュータウンの人にとっては、津端さんは守り神みたいな存在だよなぁ。
昔話の老人が神の化身であるみたいな感じに。
日々を丁寧に生きるってこういうことなのかな……ドキュメンタリーなのにメルヘンのような映画……。ファンタジーでない現実もちゃんと描かれているとはいえ。