20年来、ずっと不満なのがクローゼットである。
クローゼットの枠寸法を業者が間違えて、「作り直すと一月かかる。部屋を狭くするか、出っ張ったまま設置するかどうか」と問われ、今なら「作り直して」と言うところだが、当時なにもよくわからぬ私は「部屋を狭くするのはイヤだから、出っ張ったまま設置して」と答えた。
それで、そうなったのだが、これだと写真のように一番下の引き出しが開かない。
そう訴えると、業者は下に敷く簀の子のようなものを作成し、20年間それを使っていた。
だがこれがたわむのである。
使うたびイライラしていた。
それで思い切って外したところ、ちょっと真ん中の辺にひびが入っていた。
今は写真のように一番下の引き出しには季節のものを置いて、それを出す時はいちいち引き出し全部を出すようにしている。
物凄くストレス。
あの時、作り変えてもらっていれば……と使うたび見るたび悔しい。
扉も重いし、作り直してもらおうかと考えているが……それだってお金がかかるし、悔しい。
クローゼット、引き出しが開かない、で検索しても、みんな端っこがぶつかるという例ばかりで、うちみたいにそもそも少しも開かない、下が引っかかるなんてひどい例はない。
(ちなみにS水ハウスです。地面師にだまされた会社)
最下段が引き出せない……
こういう日常のちいさなことの積み重ねが地味に私を疲弊させる。