久しぶりに家族が皆、出かけたので久しぶりに昼寝してしまった。疲れていたんだなぁ。目が覚めたら、猫どもが手足にくっついて、丸くなって寝ていた。右手にはタマがうずくまり、右足にはポロがうずくまっていた。
これ、何かに似ていると思ったら、黄泉の国にいってしまったイザナミだ。
死んだ妻のイザナミを黄泉の国まで追っていった夫のイザナキが、「見るな」というのに一つ火をともしてみたものは、うじがころころと音を立ててたかる腐乱したイザナミ。そのカラダには、いろんな雷が化成していた。
“左の手には若雷居り、右の手には土雷居り、左の足には鳴雷居り、右の足には伏雷居り……”ってね。
まぁまだ死んでも腐ってもいませんが、いつもは人見知りなポロが足にひっついていたのは嬉しかったな。起きたらすぐ行ってしまったけど。