猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

maonima2009-07-11

7/13発売の「日経PCビギナーズ」八月号に私が載ってる。http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/BE1119.html
インタビュー「デジタルと私」。
うちの猫1と一緒に写真におさまってます(しかしカメラマンて猫映したがるよな。私ひとりじゃ絵にならないってのかい)
中身は、旧パソコン(Mac)に紅茶をこぼして壊れた時の話。
あまりにもタイミング良く取材がきたので、驚いたが、この壊れた時のブログを読んで、連絡をくださったらしい。
私のブログなどほとんど読んでる人もいまいと思って、いつやめよういつやめようと思いつつ、ついつい書いていたのだが、見てくれている人もいるんだなぁ。





マイケルの足つきを見ていると能を思い出すときもあるんだが、『源氏物語』の紫式部がもしも今生きていたら、能狂言より、マイケルのビデオを食い入るように見てしまうだろう。
伝統芸能になる前の世阿弥のビデオがもしも残っていたら、凄いものだったんだろうなと思うけれど、それだってマイケルと比べたらどうなんだろう。




そういえば、
「命を削るようにして作品を作る」とかいう言い方をする人がいるが、
七十過ぎてて言ったりする場合、
そこまで生きてたら命削ったとは言えないのでは…などと思う。
鶴女房にお婆さんはいない。
http://www.youtube.com/watch?v=q0-IdBBz7qw
マイケルは親兄弟もまだ健在だし、こういう人こそ芸術のために「命を削った」って感じがする。
ブカレストのコンサートのDVDで、彼が歌い踊ったあと、深く呼吸しているのを見て、
不意に胸を突かれた。
あまりにも人間離れしているかに見える動きに、生きているのを忘れてしまうほどだったのに、たしかに生きているのだと確認して、エロスを感じてしまう私……。もう死んでるのに。でも『源氏物語』だってバッハだってモーツァルトだって…。


マイケルのことを書くのは、今日で終わりにしよう。
あとはDVD見て、CD聞けばいい。
最近、パソコンが泣いてるような音がする。
まだ買いかえて四ヶ月なのに。
眠れない。



五巻、初校戻し。