2008-01-01から1年間の記事一覧
『源氏物語』の最終見直しをして、エロいほうエロいほうへと解釈しているうちに、 「そういえば」 と、三年前、ガンダムの富野監督と対談した時、 「この人は色キチガイじゃないかと思ったよ」 と言われたことを思い出した。 私の『愛とまぐはひの古事記』を…
きょうは江川達也さんと対談。江川さんと正式に対談するのはこれで二度目。 とても楽しかった。 しかしいま、頭が割れるように痛くて歯も痛くて吐き気がするので、頭が苦しいことバージョンになって、楽しいことが書けない。 じゃあ書かなければいいのだが。…
★今日か明日あたり発売の、円地文子訳『源氏物語』第四巻の解説を書きました。 三巻の解説は山本淳子さん。『紫式部集論』を書いた山本さんらしく、紫式部の人生と光源氏を重ね、「『源氏物語』の中で、紫式部は光源氏を自分と同じ目に遭わせている」、紫式…
『源氏物語』ってほんと、『宇津保物語』などと比べると、道徳観の強いスクエアな物語だなぁとずっと思ってた。 瀬戸内寂聴とかも言ってるけど、親子丼はないし。 「母と子と犯せる罪」とか(これは平安時代に編纂された『延喜式』に伝わる「祝詞」にあって、…
(シバの腰にタオルが巻いてあるのは、ポポ手を怪我して、かじってよけいに悪化するのを防ぐため。おかげで今9/25ほぼ完治) 今日の朝日新聞に山本淳子さんとの対談が載ってます。娘の保育園時代の友達のお母さんが「見たよ」とさっそくメールくれて嬉しかった…
(写真は近所のスーパーで買ったお月見用の和三盆菓子。綺麗でしょ) 食事中、料理番組をみるともなく聞いていたら、 「今日は禁断の美女を使います」 と言ってる。 「え?」 と顔を上げてテレビを見たら、 「金山寺みそ」 のテロップとともに、赤茶色い味噌が…
川上未映子とかのエッセイよむと、やっぱ原文で読んだほうがいいよな古典も、と思う。 訳しちゃうと、消えてしまうものな、弾けるような言葉の生き生きが。 まぁシェークスピア原語で読まなくても、「私はシェークスピア読んだよ」って言うものだし、翻訳で…
毎日、毎日、疲れる。 カラダで感じる『源氏物語』だの、感情を出せない『源氏』の人びとだの、親子小説としての『源氏物語』だの、『源氏物語』のリアリティだの、ブスだの、身体描写だの、いろいろやったものだが、全訳でぎゅうぎゅうやってる今は、 開放…
「和楽」10月号を見た。 林真理子の『源氏物語』が載ってる。 六条御息所が語る、という形の『源氏物語』であった。 面白い! 「語り」という『源氏物語』の形をちゃんとふまえている上、『源氏物語』の底流にある「怖さ」と「毒」、光源氏をも残酷に傍観し、…
タイ在住の和ぼっちゃまに、 「タイにもヒモ男はいるのか」 と聞いたところ、 「そこらじゅうにいる」 と返信頂いたのち、また今朝、追伸がきていた。 「ひかりちゃんの言ってるヒモと、私の書いたタイのヒモ男は、どこか違うんじゃないか。」 とのこと。 和…
山本淳子さんと対談した。 とても小柄な方で驚いた。山本さんは、教科書の紫式部の項目を書くために、研究者になったという。そんなふうに真摯に教育について考えてらして、教科書を書く、書き替えるとはっきりとおっしゃっている方にお会いしたのは、 記憶…
http://mike.no-blog.jp/himo/2004/05/index.html ほんとにいるんだなぁ。 っていうか、これ、もしや小説? いずれにしても貴重な記録だと思う。 ブログの主は「そろそろ閉じてしまおうかと思っていた」と書いているが、 あけておいてほしい。 というか、本に…
最近、服とかもみんな通販で、 やけに素敵な人がいると気になっていたのだが、 こないだ美容院の雑誌をみたら、 彼女が出てて、秋山あかりという名だと知った。 通販カタログにはモデル名は載ってないことが多いんだよね。 ネット検索したら、ブログをやって…
と、思ったこのとない人は、老若男女、働いている人いない人問わず、いないのではないか。 私もしょっちゅう思っている。 なにか、 世間から、 すっかり見棄てられたように思える時、 良い時もあればダメな時もあるさ、と、 頭では分かっていても、 何のため…
すでに死んだ人の書いたものが好きだ。 生きている人だと、知らない人でも、顔だとか、言動だとかが、雑誌やテレビや新聞から漏れてきて、文をよんでいても、 「こういう顔の、こんなことを言う人が」 という先入観で見てしまう。 それに、死んだ人のほうが…
★9/1夜中頃から9/2の今に至るまでメールが受信できてない。 プロバイダに電話してもつながらないし、hpからみようとしてもメンテナンス中。 http://www.odn.ne.jp/odn_info/20080902.html 電話もつながらないわけだ。odn使ってる人全員、メール使えなくなっ…
『源氏物語』千年紀に全訳を出せるというのは、千載一遇の幸運なのだろう。 とてもとてもありがたい。 おかげで取材がきたりするのも、ほんとにありがたい。 心からそう思う。 そう思うが、 取材で、 「『源氏物語』全訳をなぜやろうと思ったんですか?」 と…
が鳴ってる! しかも長い! いやだよ怖いよ ついに天変地異か と、うちの猫と犬をみると……。 予知能力はすでにないだろうが、しかし大地震はまだ遠いかもね。 (と言ってて、明日、起きたらごめん) 『面白いほどよくわかる源氏物語』が八刷になりました。 平成1…
ん〜、ばれてない? (そろ〜り、と) 死んだおばあちゃんとチャマのいる白楽の家へ、夜、行った。 玄関に、左から元気のない弟、超にこやかなおばあちゃん、チャマが並び座っていて、右手から、倒れて以来、よぼついているはずの母がしゃきしゃき笑顔で出迎え…
シバを玄関に置くようになってから久しい。 猫ともだんだん仲よくなって、いいことも多いのだが、狭い玄関じゃ済まずにだんだん部屋に侵入してくるのが、どうも。 これを我が家では、今夏はまった甲子園にちなんで「盗塁」と読んでいる。 第1段階は本棚のと…
『聖(セイント)おにいさん』1、2巻。 イエスとブッダが立川でアパートを「シェア」して住んでるという設定の漫画。 イエスがミクシィやってて、ブッダも誘われてマイミクになるものの、イエスのマイミクの「ゆだ」さんの足跡が怖くてミクシィにログインしな…
http://jp.youtube.com/watch?v=yDJTDdinv1w今年もいろいろ逆転劇はあったが、去年のこれは凄い。 何度もみた。 「美的」の次の原稿も、 「逆転はなぜ気持ちいいのか」をテーマにしたほど。 スカーッとする。 敵方の野村祐輔投手の何とも言いがたい笑顔がま…
今年は寝ても覚めても『源氏物語』でどこにも行けず(えへ、でも、今日は一瞬でも会おうということで、また昔の友と。そのためにも仕事頑張る。思って励まされ、会って元気になる、良きものぞ友は)、またわりかし近所の高校が出場したこともあって、 久々に高…
竹熊健太郎氏は「たけくまメモ」の「パンダとポニョ(3)」 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_746c.htmlの項で、 「ポニョの本質はホラー映画である」 というが、もう一つ、やはり言わずもがなで、 「その本質は愛の物語である」 とい…
新潮選書 『処女の文化史』 アンナ・ベルナウ著 て本が、送られてきた。 帯には その昔「処女のままでは体に毒」と信じられていた!? と。 娘の学校の面談に夫に行ってもらう。 娘によると、親の面談に先立って、子供の面談があったそうで、そのとき先生がノ…
今日は夜にでもなんとか見に行きたい。 ポニョみてきた。 聞きしにまさるキテレツさはさておいて。 愛の奇跡ロリ風味だな、やっぱし。 このロリなとこと、女の描き方が、宮崎作品は、どうしても抵抗感を覚えるんだな。 でもポニョと宗介の愛があんまりひたむ…
博報堂発行の「広告」(2008年9月号)に、私が載ってる。 連日、限界なくらい『源氏物語』漬け。
ね 暑中お見舞い申し上げます。 まおにま&ポポ手